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第二話「戦乱の慟哭」

 carolが手にした新型ソラ・ユキによりcarolは窮地を脱した。
 所詮下っ端―――ただ強さだけにてら☆ぺぞを求めた温い外道ものたちならばどうにかすることができた。
 これなら、いける。
 破壊されつくした街並の中で、carolは自分が撃墜していったものたちを思い浮かべ、そして切る。
 人の大切な者を奪うんだ。自らが奪われても文句は言えないだろう。
 ソラ・ユキに乗り込み、carolはある場所へと向かう。他の遮凛軍団反抗組織のもとへと。少しずつでも、反撃の狼煙を上げるのだ。



 一方その頃、軍団の襲撃により二つの研究所が破壊された。どちらもてら☆ぺぞを破壊するための新兵器の開発、研究を行っていた場所で、どこからその情報を入手したのだろうか。軍勢は瞬く間にガードの機体を破壊し殲滅した。






 研究所の護衛についていたシルブリット公国所属のヒタン・アグレダイダロスに登場していたKEINは新兵器の『マロ』を搭載した機体に自信を持っていた。互いの力を消滅させる『サトシ・バット』を搭載しているこの機体にさらに武装を搭載したのだ。これで装備は完璧だと。これでてら☆ぺぞも恐れるに足らんと。
 軍団が襲撃してきたのは新兵器を搭載した夜だった。
 敵機は四つ。内二つをどうにか撃破したところで、KEINはさらに『マロ』を起動させる。
 だがそれは起動すらしなかった。機体の腕へ視線を向けると、紫電を放ち故障している兵器の姿が見えた。

「な、何でだよっ。何でこんな―――」

「お前はまだ知らなかったのか? 我が軍団には支配者が存在していることを―――」

「わ、ぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

 必死の応戦も空しく、恐らく隊長機であろう漆黒の機体の前に、KEINのヒタン・アグレダイダロスは破壊された。





「あーらら、すっかり壊れてるねー」

 廃墟と化した研究所。そこに一人の男性がいた。
 その男は愉快気に哂い、転がるヒタンの残骸に座りながら夜空を見上げる。
 その男は気付いていなかった。そこにもう一人来客者がいたことに。

「さーてと、この『マロ』はレジスタンスの連中が欲しがるかな。ひひひ……データが残ってるのは最高だぜ」
「うわ、悪趣味なせーちゃんがいる」
「お……? おぉ。これはこれは、わざわざデータを残しておいてくれてありがとーございやす」
「べっつにー。ボクはこのデータが大事だと思ったから残しただけだもーん」
「ひひひ、それがありがたいってもんですよ、カリン様」
「でもデータ残せって言われたけどよくわからなかった。だから言われたとおりにしかしてないよ?」
「ひひひ」
「うー、お腹すいたーっ。ご飯食べてくるっ!」

 まるでウェイトレスのような衣装に身を包んだワインレッドの髪の少女はつまらなそうに廃墟を後にするのだった。残された男はタバコに火をつけ、煙を吐き出して一言。

「むなしいねぇ……ひひひっ」
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No title

KEINくん、かませ犬かーいw

No title

せーちゃん…だって?
一株の不安を隠せないw
(訳:いいぞもっとやれ)

謎は深まるばかり。
一体ここからどうなるのだろうか?

むしろカリン様が解らないけど
自分の脳内で北都ボイスに変換された(何

しかしその「漆黒」はマロ&バット搭載機をも下すというのか…!
プロフィール

まーしー

Author:まーしー
木更津でほそぼそとりせってる。
基本的にはLyceeとクルセイドプレイヤー。
たまにFRA-Lycee(ファイテイィングロボアクション・Lycee)という毒電波が更新されますwww

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